【意味怖】病に臥した少年

創作

解説

 何もせずに放っておけば少年は自然に回復するはずだったが、母の間違った看病によって少年は命を落としてしまった。医者の「私にできることは何もない。かわいそうだが、そのうち楽になるから放っておきなさい。」という言葉は医者が治療を施さなくても放っておけば回復するという意味だった。


 この話は極端ですが、親の偏った愛情の結果として子供の幸せにきずが付くことは現実でも少なくはないのではないでしょうか。私は幼いころ、よく親から小言を言われていました。特に勉強をしなさいという意味の言葉は最も多く言われたように記憶しています。そして、そういった言葉は皆、私のためを思って発せられたものであることは私自身もよく理解しています。しかし、私はそれらの言葉によって幸せを深められたとはまったくもって感じていません。私は勉強ができてそれを様々なことに役立てられることがすなわち幸福なことであるとは認識していないからです。

 価値観というものは決して一意ではありません。大切なことは自らの価値観を子供に押し付けることではなく、子供の価値観に寄り添うことではないかと私は思います。

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